大雪の影響で資源ゴミなどの収集を制限 民間リサイクルの利用が1.5倍に 福島・会津若松市
福島県・会津の山沿いを中心に大雪をもたらした寒気は一段落。25日からは春のあたたかさになるとみられているが、大雪の影響の解消にはもう少し時間がかかりそうだ。
福島県会津若松市にある、アルミ缶やペットボトルなどの資源ごみをいつでも受け入れている民間のリサイクルボックスには、きょうも多くの人が資源ごみを持ち込んでいた。普段よりも1.5倍程に増えている背景には、記録的な大雪の影響がある。
2月7日に積雪の深さが121センチに達し観測史上最大を更新した会津若松市では、24日も道路脇には大量の雪が残り、壁のようになっている。
除雪や排雪が進むなか、市民が待ち望んでいるのは資源ごみなどの回収再開だ。
会津若松市は、大雪の影響で2月17日から市内全域で収集を制限している。
家族5人で市内に住む高崎麻衣さんは、いま資源ごみを減らす工夫をしながら生活している。「缶はなるべく買わないようにして、基本的にペットボトルもなるべく使わないよう紙パックとかに代用している。必ず誰かがやってくれているから、私たちの生活が成り立っているということに、今回気づかされました」と高崎さんは話した。
会津若松市・廃棄物対策課の青山一也課長は「予定通り3月からごみの収集を、全て通常通りということで回復できる見込みでありますので、あと1週間ご協力をお願いできればと思います」と呼びかけた。
25日からは気温が上がり、会津で一気に進むとみられている雪どけ。春が近付きつつありますが、大雪の影響はもう少し続きそうだ。