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大雪で運休のJR只見線(会津坂下~会津川口)約1カ月ぶりに運転再開 宿泊客数が落ち込んだ宿も喜び

3月3日午後0時29分、福島県金山町にある会津川口駅から上り列車が出発した。
2月5日から大雪とその除雪から運休となっていた、JR只見線の会津坂下駅から会津川口駅の区間で、除雪などが完了し周辺で雪崩の恐れがないことを確認したことから約1カ月ぶりの運転が再開した。

利用者からは「ようやく元に戻って良かったなと思いますけど、代行バスくらいは出してほしかったとは思います」との声や、台湾からの観光客からは「うれしいです。景色が美しいです」との声が聞かれた。

福島県柳津町にある宿泊施設「瀞流の宿かわち」も、約1カ月ぶりの運転再開に期待を寄せている。これまで最寄りの会津柳津駅に列車が来ないことで、2月の宿泊客は例年の3分の1ほどに落ち込んだ。
女将の堀内久美さんは「JRの皆さま、除雪に取り組んでくださった皆様、みんなのおかげでようやく1カ月ぶりに只見線が柳津町三島町金山町と進むことができて、心から嬉しいです」と話す。
宿には早速、只見線を利用して宿泊客が訪れるということ。

一方、JR東日本によるとJR只見線の会津川口駅から大白川駅の間は、除雪や線路設備の点検で運転再開の目途は立っていないという。