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18年ぶりに水車発電機を分解 東北電力・上野尻発電所で大規模点検 12月まで 福島・西会津町 

福島県西会津町にある東北電力の上野尻発電所。年間8万9000世帯分の電力を供給している。3月6日は、18年ぶりに行われている大規模な点検の様子が公開された。
大規模な点検を受け、機器を持ち上げる作業が行われていた。この機器なんと145トンあるという。

点検は発電所の心臓部にあたる水車発電機を停止したうえで、1つの1つの部品に分解し、異常がないかを調べ、必要に応じて修理する。今回は3号機が対象で、12月まで行われるということだ。
東北電力会津発電技術センターの今野俊幸課長は「機器の手入れ、部品などの修理のほか、デジタル化とか新技術などを取り入れて、機能向上ならびに信頼度向上を図ります」という。

電気の安定供給にむけて、東北電力では県内64か所ある水力発電所の点検を定期的に行うことにしている。