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南相馬市が「特定帰還居住区域」の計画を国に申請へ 福島県が計画に同意 市として初めて 

福島県南相馬市は、帰還困難区域に設定されている小高区金谷の1世帯の住宅や周辺の道路などを含む約3.7ヘクタールについて、特定帰還居住区域に設定する計画を作成した。

3月6日開かれた会議で福島県は計画に同意し、これをうけて南相馬市はすみやかに国に計画を申請する方針。
特定帰還居住区域は、避難指示が続く帰還困難区域のうち、帰還意向のある住民が戻れるよう、国費でインフラの整備や除染を進めるエリアで、これまで県内7市町村のうち大熊・双葉・浪江・富岡の4つの町で設定されている。

南相馬市では、2400ヘクタールが帰還困難区域に設定されていて、計画が認定されれば初めて帰還困難区域の避難指示解除が進められることになる。
また、浪江町が示す特定帰還居住区域の追加の計画案についても福島県が同意した。