福島県職員2人と土木会社元社員に有罪判決 福島空港内の工事巡る談合事件 設計金額をやり取り入札を妨害
福島空港の工事の入札を巡る事件で、福島県職員2人と土木会社の元社員に有罪判決があった。
判決を受けたのは、福島県職員の福田等被告と須佐洋介被告、そして石川町の土木会社の元社員・緑川家司被告。
判決によると、3人は令和3年から4年の間に福島県が発注した福島空港の工事の入札で、秘密事項の設計金額のやり取りをして、入札の妨害などをした。
3月4日の判決公判で、福島地裁郡山支部の下山洋司裁判長は「一般競争入札の公正さを害した程度は大きい」などと指摘。そのうえで「事実を認め、反省の態度を示している」として、緑川家司被告に懲役1年・執行猶予3年、福田等被告と須佐洋介被告に懲役10ヵ月・執行猶予3年の判決を言い渡した。