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中・浜で20~40センチの降雪予報 去年立ち往生が発生した国道49号は災害対策室立ち上げ警戒 福島県

南岸低気圧の影響で、福島県内は4日夜から5日にかけて大雪になる予想だ。本格的な春を前に、広い範囲で積雪が予想され、気温によっては警報級となる可能性もある。

この大雪予想に、福島県内の国道事務所も警戒を強めていた。
磐城国道事務所では、3月3日の午前4時から災害対策室を立ち上げ、管轄する国道の状況をリアルタイムでモニターで監視し、車両がスタックした場合に備え20人以上を配置している。

2024年2月には、いわき市の国道49号線では雪による立ち往生が発生し、いわき市から平田村までの約30キロを通行止めにした。
このことから、国道事務所が警戒しているのがスタックだ。特に大型車両がスタックした場合、立ち往生の解消までに時間がかかる傾向があるという。
磐城国道事務所の吉田光潤副所長は「冬タイヤは装着しているがすり減っていたり、あとは峠道でも登れると思って走っていってやはり走れなくなったという車が、傾向的には多い」と話す。

5日午後6時までの24時間に降る雪の量は、中通りの山沿いで40センチ・平地で30センチ、浜通りの山沿いで30センチ・平地で20センチなどとなっている。
大雪による落雪や転倒、交通障害などに警戒が必要だ。