JR浪江駅西側地区の整備計画 公民連携まちづくりエリアに FーREIの波及効果を活かして《福島県》
福島県浪江町のJR浪江駅からFーREIまでの間のエリアを『公民連携まちづくりエリア』として、地域の住民や研究者などが共に生活しやすい場所をめざす。
2030年度の供用開始を目指している福島国際研究教育機構=「F-REI」は世界各国から研究者が集まる拠点となる。
3月5日浪江町役場で開かれた全員協議会では、F-REIを中心とした浪江駅西側の整備事業について説明された。
整備事業は3つのゾーンに分けて計画され、ゾーン1は、店舗や医療、EVの充電ステーションなどを設け、生活の利便性を提供するエリアに。
ゾーン2は、森林を生かした公園や再生エネルギー関係の機能などを整備。
さらにゾーン3は、F-REIでの研究が産業化していくための拠点として、企業が集まる産業団地を整備する方針だ。
浪江町の成井祥副町長は「F-REIの流れをどう町に波及させていくか。あるいは浜通り全体に繋げていくかっていうのを、今後皆さんと議論しながらやっていこうというのが、今回の西側地区の公民連携のまちづくりのスタートということになりますので」と話した。
浪江町は、3月中に基本計画をまとめることにしている。