世界で活躍する人材育成 福島・双葉町の義務教育学校 2028年4月開校へ 外国語授業を充実
3月5日に福島県双葉町で開かれた総合教育会議。双葉町の義務教育学校の再開に向け意見を交わし、2028年4月に開校することが承認された。
会議では双葉町の伊澤町長が「地域の教育における課題やあるべき姿を、私と教育委員会が共有することで、より一層民意を反映した教育行政を推進することを目的としています」と説明した。
双葉町の新しい学校は、0歳から15歳までが通う一貫校で、旧双葉中学校の跡地に建設される。
示された方針で、注目すべきなのが外国語授業の充実。震災前からALTによる外国語の授業に力を入れていたことや、今後隣の浪江町に福島国際研究教育機構=「F-REI」が建設され、外国人研究者の家族が県内に移住することなどが背景にある。
双葉町教育委員会の舘下明夫教育長は「学校に子どもたちが行って、自分の楽しい、好きな学びができる。そういう学びの拠点になればいいなと思っています」と話した。
現在14人の子どもが町内で生活する双葉町。新たな学校が復興のシンボルとなり、双葉町から世界で活躍する人材を育てていくことを目指す。
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