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キャンドル1000本に復興と追悼への祈り 福島・双葉町へただいま・おかえり《東日本大震災から14年》

東日本大震災の発生から14年となる3月11日を前に、東京電力・福島第一原発が立地する福島県双葉町では、今年も追悼と復興への祈りを込めたキャンドルナイトが行われた。

3月10日から始まった「ただいまおかえり双葉まちキャンドルナイト」は、双葉町の復興拠点で避難指示が解除された2022年に始まり、毎年双葉町の夜を照らしている。
会場では午後5時半に点灯式が行われ、町の内外から訪れた多くの方々が祈りを捧げていた。
キャンドルの一本一本に双葉町に住む人、今は離れている人。そして全国からのメッセージが書かれている。
このイベントには、10日・11日の2日間で約600人が訪れる見込みだ。

イベントを手がけるのは「LOVE FOR NIPPON」代表のキャンドル・ジュンさん。「ずっと通っていますし、双葉町には『ただいま』といった感じで一緒に歩ませてもらっていると思う。きょうも各地からたくさんの人が来てくれてうれしい。県外の人たちにも双葉町の事をもっと知ってもらいたい」と復興への思いを語る。

震災前は約6600人あまりが住んでいた双葉町では、現在181人が生活している。課題は残るものの、一歩一歩復興へと歩む町に多くの人が思いを寄せている。