殺人未遂の男に懲役15年の実刑判決 代理で借金回収しに来た70代男性を鈍器で殴り意識不明に【福島】

福島県福島市で起きた殺人未遂事件の裁判で、被告の男に懲役15年の実刑判決が言い渡された。
判決によると、高橋一男被告は2024年7月、福島市の路上で70代の男性の頭部を鉄パイプのような鈍器で複数回殴り殺害しようとした。
3月12日の判決公判で、福島地方裁判所の島田環裁判長は「被害者の意識は今後回復することはなく、死亡と同等と評価できる」などと結果の重大性を指摘。
また、犯行の動機が知人から借金の返済を求められていた高橋被告が、回収を代理した
被害者の言葉に腹を立てた身勝手なものであり、逃走して証拠を隠すなど「生命を軽視する態度も非難されるべき」などとして、高橋被告に懲役15年の実刑判決を言い渡した。