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燃料デブリの分析施設の建設始まる 福島第一原発構内 本格化する取り出しに向け 2026年度内完成へ 

東京電力・福島第一原子力発電所では、今後本格化する燃料デブリの取出しに向け、3月31日敷地内に燃料デブリの分析施設が着工した。

東京電力はこの施設を2026年度中に完成させたいとしていて、施設を整備・運用する日本原子力研究開発機構によると、握りこぶし大の燃料デブリを年間で最大12個受け入れることができるということだ。

福島第一原発では2024年11月に、事故後初めて0.7グラムの燃料デブリの採取に成功したが、1号機から3号機にはいまだ880トンの燃料デブリが残されていると推計されている。