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この春も...値上げラッシュ4000品目超 油の高騰に町中華も打撃 背景に原材料費や物流費などの高騰

お花見など会食の機会が増える"春"だが、この4月は2024年よりも"値段"が気になる日が多くなりそうだ。

■人気の町中華店も直面
福島県会津美里町の喜楽屋神龍。
「はい、お待たせしました」秘伝のタレで炒めたホルモンやしっかり漬け込んだ唐揚げなどが人気だ。来店客は「とっても美味しいです」と話す。
しかし、そんな看板商品に欠かせない"モノ"の値上げに直面している。"油"だ。喜楽屋神龍の堤恵介さんは「揚げ油とか炒めに使ったりとか、料理の要の部分で使っているので、かなり(影響は)大きいですよね」という。

■中華に欠かせない油が高騰
一週間から10日間ほどで使い切る一斗缶のキャノーラ油。2024年の同じ時期と比べて約1000円値段が上がっため、価格が落ち着いているコーンサラダ油に切り替えた。喜楽屋神龍の堤さんは「油を使う量を減らしたりとかすればもちろん、油っ気がないなとかなっちゃうと、そういうのも全て食感とかに変わってきちゃったりもするのかなと思う。使うときに値段が上がるというのが一番きついですよね」と話す。

■野菜も高騰...再び値上げも
キャベツやハクサイも例年の約2倍に高騰していて、地元の生産者と直接取引するなどして工夫を重ねている。それでも平均で30円程度値上げした2024年の秋頃に続き、今年も値上げを検討せざるを得ない状況だ。
喜楽屋神龍の堤さんは「味を落とすとかそういうことは絶対したくないので、自分ができる限りのことをやって、極力お客さんに喜んでもらえるようにやっていきたいなと思ってますよね」と話した。

■値上げラッシュ到来か
私たちの生活だけでなく、飲食店にも大きな影響を与える値上げだが、また4月から値上げラッシュが始まるかもしれない。
帝国データバンクによると、4月に値上げするのは4225品目で、大幅に品目数を増やしているのが分かる。4000品目超えの値上げは1年6ヵ月ぶり。現時点で公表されている2025年9月までの値上げ品目数が、既に2024年1年分の9割を超えていて、今後、2024年を上回ることが予想されている。

■4月に値上げされるもの
では、4月は何が値上げ対象なのか。
一番多かったのは、調理用みそなどの調味料、次いで、酒類・飲料、ハムや冷凍食品などの加工食品が値上げ対象となっている。
要因としては原材料の高騰、そしてトラックドライバーの時間外労働規制などによる物流費や最低賃金の引き上げなど人件費の高騰が考えられるということだ。
さらに、少なくとも夏にかけて値上げラッシュが続き、2025年は最大で2万品目前後に到達するとみられている。