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「最後のランチ」に多くの人 福島市役所の食堂が閉店 開店から14年 価格の安さと眺望で市民に愛される

2025年3月31日。午前11時30分の開店前から行列ができた、福島市役所の食堂。
500円のワンコインランチや、9階からの展望などが人気で、本庁舎の供用が始まった14年前から営業を続けてきた。
しかし、コロナ禍で客足が離れたことや、原材料費・人件費の高騰なども重なり、閉店することになった。

訪れた人からは「どうしても最後に食べたくて、初めて来ました」「おいしかったです。ただこれで終わってしまうのが、ちょっと寂しい気がします」との声が聞かれた。また市職員は「750円の大盛りカツカレーは今まで贅沢だったが、きょう最後だったので、思い切って注文した」と話し、最後のランチをそれぞれ味わっていた。

閉店後のスペースの活用について、福島市総務部人事課の安齋真弓さんは「今までと同じような形で、市民の方にもご利用いただけるようなスペースにできればと考えております」と話した。