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樹木医・野尻晃さん「桜は日本人の心、だから大事にしていきたい」 ふくしまサクラの守り人《1》

私たちに春の訪れを告げてくれる特別な花・サクラ。そんなサクラの守り人を、シリーズで紹介する。今回は、福島県内には48人いる樹木医に注目。サクラは「日本人の心」と話す野尻晃さんがサクラを守り続ける理由とは。

■樹木を診断し治療へ

「中が空洞だね、これは。音を聞いて判断するのですよ。だからこういうかたい音がするときは大丈夫なのですが、ポンポンと響く音がするでしょ、中が空洞だとこう響く音になる」



こう話すのは福島市の樹木医・野尻晃さん。これまでに診た樹木は1000本を超え、キャリアは20年以上になる。

「害虫にやられた跡とかも見逃さずに、治療する。サクラは特に菌が入りやすいので、それで薬剤を塗って処理しておく」と野尻さんは説明する。

■桜は日本人の心

これからもサクラを守り続ける理由を聞いた。
「サクラに長生きしてもらいたいなって気持ちと、毎年この工場でも楽しみにしているサクラだと思いますので、できるだけきれいに花をみさせてあげたいなと思っています」


「日本人の心ですからサクラは。だから大事にしていきたいって気持ちだけです」