Jークレジットってナニ? CO2を削減・利益に変える カーボンニュートラル実現へ調整【福島発】
4月1日から福島県が立ち上げた「ふくしまJ-クレジットクラブ」という組織について。CO2、二酸化炭素を利益に変えるためのこの組織の役割とは?
福島市にあるこの鉄鋼会社では、2025年2月から作業場の「あるもの」を変えた。
飯野鉄工の高野明夫社長は「いま照明ついてるの、全部交換したわけ」と話す。
福島県の補助制度を活用し、これまで使っていた水銀灯をLEDライトに変える工事を実施した。
福島県が4月1日から立ち上げた「ふくしまJ-クレジットクラブ」は、このように太陽光パネルやLED照明を導入した個人や企業が削減したCO2の排出量を、「環境目標達成のためにその枠を買いたい」という事業者などに販売するための調整を行う組織だ。
福島県では、2050年度までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」の実現を掲げていて、「ふくしまJ-クレジットクラブ」で得た収益は、県の環境事業などに活用される。
個人や事業者への直接の収入にはならないが、この工場でも照明の消費電力をこれまでの4割ほどに削減できるなどメリットはあるという。
飯野鉄工の高野社長は「一番のメリットは明るさが3倍くらい明るくなってるから。生産工場だから。いかに能率を上げてもらうか(が大事)。うちも良くなったけど、今言った(カーボン)ニュートラルっていうの?よくなったのかなと思って、一石二鳥だか三鳥にもなってるね」と話す。
県内での環境のための努力が、カーボンニュートラルのさらなる推進につながるか、新たな組織の働きが注目される。
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