新生活へ 福島大学で入学式 新入生は生活費に不安?物価高が影響 キャンパスライフに期待と不安
出会いの春。福島県福島市にある福島大学では、4月4日入学式が行われた。これから始まるキャンパスライフに期待する一方、生活面での不安も見え隠れする。
■福島大学の入学式 期待に溢れた笑顔
キャンパス内に溢れた笑顔。福島大学には2025年、過去10年で最も多い1066人が入学した。
新入生は「勉強も大事だと思うんですけど、友情とか恋愛とか、全部の大学生っぽい要素を全部楽しめたらなと思います」「教員免許を取りたいと思っているので、教育実習とか、いろいろ頑張ってチャレンジできたらなと思います」と話す。
新入生代表・行政政策学類の相澤莉心さんが「いかなる時も努力を怠らず、福島大学の学生として、責任を全うするとともに、これから始まる大学生活が実りあるものとなるよう、日々精進することを誓います」と宣誓した。
■新入生は一人暮らしに不安も
これから始まる、新しい生活。期待の一方で、新入生や保護者からは、こんな声も聞かれる。
新潟県から学生寮で一人暮らしする女子学生は「アルバイトして、何とか自分でやってみようかなと考えています」と話す。
別の保護者からは「経済的な支援もしてあげたいなって思うんですけども、工夫しながら生活することで経済的な面も、金銭感覚とかも養っていければいいんじゃないかなと思ってます」と話す。
■生活費やお金のことが気がかり
全国の学生を対象にした調査では、日常生活の中で悩んでいることや気にかかっていることで、「生活費やお金のこと」が46.8%で最多に。
物価高が影響していると考えられている。男子大学生は「一人暮らしまだ慣れないですけど、徐々に頑張っていけたらなと思います」と話す。
■県外から新幹線で通学する学生も
新入生の田邉向葵さん。両親と一緒に栃木県から出席した。大学には新幹線で通学する。父親は「色々この機会に学んで欲しいと思いますし、社会に出る前の経験として、いろいろ経験できるんじゃないかと思いますので、楽しみにしてます」と話す。
向葵さんは「不安もいっぱいですけど、でも楽しみの方が大きいかなと。勉強とサークル活動とか、その両立をうまくやっていけたらいいなって思います」と大学生活に期待を込めた。
■自宅生の支出も増加
実際大学生の生活費の負担が増えているというデータがある。全国大学生協連が行った調査で、自宅・実家から通う学生の1ヵ月の支出は、2024年は前の年から5000円以上増え、過去10年で最も多くなった。特に「教養娯楽費(1万4740円)」(+1970円)と「食費(1万4340円)」(+1740円)の伸びが顕著で、物価高などが影響しているものと思われる。
それぞれの目標の実現を目指して、大学での4年間が始まるが、物価高が学生に与える影響は、この先も注視していく必要がありそうだ。