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AI活用のオンデマンドバス「のるーと矢吹」開始 少子高齢化進む町 インフラ維持に期待 福島・矢吹町

今年は「2025年問題」など深刻な高齢化が進むと懸念されている。人口も減少するなか、地域のインフラそして、今後必要な事業を守る役割を期待されているのが「AI」だ。

1月15日から矢吹町を走り始めたのは、AI活用型のバス「のるーと矢吹」。時刻表や決まった運行ルートは無く、利用したい町民はアプリや電話などから乗車場所や目的地を予約。予約状況や目的地、天候や道路状況などからAIが最適なルートを決め走る。(*利用料金は大人1回400円、小学生200円、未就学児無料)

矢吹町には路線バスがなく、65歳以上の高齢者が町民の3割を超えるなど高齢化が課題...年に40人ほどが運転免許を返納していて、移動手段の確保が課題となっていた。
矢吹町民は「(高齢者が)車運転することに対して、すごく危ないなって思っている方が、いつ(免許)返してくれるのかなって(思っている方がいる)。でも田舎は車がないと本当に動けない。そういう状態なんですが、こののるーと矢吹に対しては本当に期待しています」と話す。

人口減少・少子高齢化のなかにあっても地域のインフラを守るため、AIに期待が寄せられている。