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生産量日本一 コイの消費拡大へ 鯉の蒲焼きが学校給食に もっと美味しさ知ってほしい 福島・郡山市

「美味しい給食、いただきます」「いただきます」
福島県郡山市の行健小学校。給食で提供されたのが、ある魚を使った「蒲焼」。美味しそうにほおばる子どもたち。お味はいかが?
「家族とか、親戚とかにも食べて貰いたいです」「甘かったです。柔らかかったし、甘かったです。生産量が一位なので、もっと色んな人にこの美味しさを知って欲しいですね」と話す。

郡山市が誇る食材!それが「コイ」。安積疏水が完成した後、農業の為に作られた池でコイの養殖が盛んに行われた郡山市。市町村別の生産量は9年連続で全国1位だ。
熊田水産ではオリジナルブランドの「磐梯鯉」を養殖し、年間約500トンを活魚や甘露煮として県の内外に出荷している。熊田水産の熊田純幸社長は「身が締まって、脂が乗っている。それが一番美味しい(理由だ)と思います。子どもさんの時、食べてくれれば、大人になっても食べてくれると思うので、非常に良い企画だと思います」と話す。

実は日本一ながらも年々生産量は減少している郡山市のコイ。消費拡大につなげようと8年前からは学校給食でコイ料理の提供が始まり、最近は新たな商品も販売されている。郡山市園芸畜産振興課鯉係の杉山朋美さんは「今後も皆さんに親しんでいただいて、もっともっと有名にそして、地域を元気に出来るようなそういった代表的な食材になっていって欲しいなと思います」と話す。

その味にもっと恋して、地域の大切な食文化をつなげていく。