中国籍の男に有罪判決 資金決済法違反事件 国の登録受けずに電子決済手段で1億円余りの売買取引・福島
国の登録を受けずに電子決済手段の売買取引をした中国籍の男に、懲役2年・執行猶予3年の有罪判決が言い渡された。
判決によると、中国籍のワンチェクルン被告は氏名不詳者らと共謀の上、2024年3月から約1ヵ月間、国の登録を受けずに3人から総額1億1270万円を受領し、電子決済手段の売買取引をした。
1月21日の判決公判で、福島地裁いわき支部の有本祥子裁判官は、「取引総額は相当に多額で、結果として詐欺グループによる犯罪収益の隠匿に利用されている」などと厳しく指摘した。
一方で「謝罪と反省の態度を示しており、販売相手3人に対し被害弁償を行っている」として、ワン被告に懲役2年・執行猶予3年の有罪判決を言い渡した。