1月23日午前2時49分、福島県の会津を震源とする地震が発生した。地震の規模を表すマグニチュードは5.2で、檜枝岐村で震度5弱、只見町と南会津町などで震度3を観測した。

気象庁によると、檜枝岐村で震度5以上を観測するのは2001年12月の観測開始以来初めて。住民は「こんな大きな地震は初めてというか、なかったですね」と話す。

檜枝岐村では21日午前5時頃から地震が活発になっていて、23日午前11時までに震度1以上の地震が43回観測されている。この一連の地震によるけが人や建物の被害は確認されていないが、村は今後の地震に備えて、避難所の開設に向けた準備を進めている。

地震が活発になったメカニズムや、会津盆地の西側と東側に位置する断層帯との関連などは分かっていない。

檜枝岐村では、現在1メートルを超える積雪となっていて、気象庁は今後の地震活動やなだれ、屋根からの落雪に注意するよう呼びかけている。