不適切な山林開発抑止のために 2025年度から中止命令などを受けた事業者名を公表へ《福島県》
福島県内では、メガソーラーの建設などに伴う山林の不適切な開発が相次いで確認されている。福島県によると、2024年に202件を現地調査したところ12件の違反行為を確認した。このうち3件については工事の中止指示を出していた。
福島県森林保全課の石井清隆課長は「再生可能エネルギーの推進の中で、林地開発の許可件数も増えてきて、条件違反が多発しているというのが県の認識」と話す。
このような不適切な開発を抑制するために、福島県は4月1日から行政指導を受けた事業者名などを公表する。
また2025年度以降は、すべての山林開発に対して年に一度の調査に加えて、必要に応じ回数を増やすなど監視を強化することになった。