「常習的で悪質な犯行」贈賄の元土木業者2人に有罪判決 福島・石川町の公共工事入札巡る贈収賄事件
福島県の石川町が発注した工事の入札を巡る事件で、土木会社の元役員などに有罪判決があった。
判決によると、福島県石川町の土木会社志賀建設の元役員・添田保雄被告と元顧問の関根徳夫被告は、石川町が発注した公共工事の入札で、前の町長から秘密事項の設計金額を教えてもらう見返りに缶ビール(合計36万円相)を贈るなどした。
1月29日の判決公判で、福島地裁郡山支部の下山洋司裁判官は、「官民癒着との厳しい非難を免れない常習的で悪質な犯行」などと指摘した上で、「今後公共工事の入札に関わる仕事はしないなどと反省の態度を示している」として、2人に懲役2年・執行猶予4年の判決を言い渡した。