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福島市山あいの雪崩 孤立した温泉宿の宿泊客など40人を防災ヘリで救助完了 除雪は今後判断 

福島県福島市の県道で発生したなだれで孤立状態となっていた温泉宿で、2月12日午前、宿泊客などの救助が行われた。

福島市の野地温泉に向かう県道は、10日に発生したなだれの影響で周囲の約5.6キロの区間が全面通行止めとなっていて、3つの温泉宿の宿泊客など62人が孤立した状態になった。

これを受け、福島県は12日午前9時40分頃から防災ヘリコプター2機を出動させ、午前11時前に温泉宿の宿泊客や従業員など40人の救助を完了した。
救助された埼玉県からの宿泊客は「(なだれの)規模とかがわからなかったので、どのくらい長引くのかというのが全然わからなかったんですね。かなりちょっと大事になったということでちょっと驚いています」と話した。

なだれが起きた県道は、現在も30メートルから40メートル程にわたり厚さ1.5メートルの雪に塞がれていて、福島県はドローンで斜面の状況を撮影し、専門家の意見を踏まえた上で今後の除雪などを判断する方針だ。