眉は鶴、ひげは亀、顔の周りに松竹梅...縁起物に一年の願いを込めて 恒例の「白河だるま市」開催《福島県》
2月11日、300年以上の歴史がある「白河だるま市」が行われた。JR白河駅前の通りに約500の店が立ち並び、たくさんの人で賑わった。
主役の「白河だるま」は、眉は鶴、口ひげは亀、顔の周りに松竹梅が描かれた縁起物だ。合格祈願で購入した人は「孫が来年高校受験なので、頑張って欲しい」と話した。
また、だるまの背中に願い事を書き込むサービスもあり「無病息災」と書き込んでもらった人は「毎年ここでお世話になっている。だんだん、だるまのサイズを大きくして、後ろに書いてもらったとおり無病息災で家族が病気なく過ごすために」と話した。
おなじみの赤いだるまだけでなく、干支をモチーフにした「干支だるま」という変わり種も。巳年のヘビに小さなだるまが乗った商品もあり、人気を集めていた。
白河だるま総本舗の渡邊高章さんは「だるまは七転び八起きというような意味合いがありますので、何か嫌なことがあったとしても前向きにポジティブに、今年一年過ごして頂ければと思います」と話す。
訪れた人たちは、さまざまなだるまを買い求め、一年の幸せを願っていた。