福島県内は暴風が吹き荒れる 地吹雪や看板落下に倒木も 鉄道など交通機関に影響(2月13日)
2月13日の福島県内は各地で強風が吹き荒れる一日となった。いわき市小名浜では、全国で最も強い最大瞬間風速を観測。郡山市では建物などに被害も出ている。
13日午前8時半頃の猪苗代町。地吹雪で時折、前を走る車が見えにくくなる瞬間があった。
そして、いわき市でも...海沿いで強く冷たい風が吹き付けていた。漁港に停泊している船も上下左右に大きく揺れているのがわかる。小名浜では、全国で最も強い最大瞬間風速32.3mを観測した。
県内は冬型の気圧配置が強まり広い範囲で強風に。一時、中通りに暴風雪警報、浜通りに暴風警報が出された。最大瞬間風速が26.6mとなった郡山市。手で帽子を押さえながら歩く人の姿が目立った。駅の利用者は「強風で電車はゆっくりしか走らなかったし。(予定は大丈夫でしたか?)うわぁー...!予定は大丈夫でした」と強風に吹かれながら話す。
建物にも強風の影響とみられる被害が。郡山市富田では建物から看板が落下。幸い周辺に人通りはなく、ケガ人はいなかった。
そして開成山公園では倒木も。約5メートルの高さの木が道をふさぎ、公園の管理人が対応に追われていた。散歩中の女性は「こんなになっちゃって古い木だったのか、でもすごい風ですもんね」と話す。
また、JR東北本線では13日午前、鏡石駅から須賀川駅の間の線路が風で飛ばされてきた農業用ハウスでふさがれ、上下線で一時時運転見合わせになった。
風は13日夜にはいったんおさまるが、14日からまた強くなると予想されている。