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地区の半分が中間貯蔵施設に...それでも「伝統の念仏踊り」を故郷で披露<福島発>

福島県・大熊町で2月22日、原発事故で一度途絶えた伝統の「念仏踊り」が披露された。

大熊町の長者原地区で披露されたのは、明治時代から続いていて、町の無形民族文化財にも指定されている「長者原じゃんがら念仏太鼓踊り」。

長者原地区は原発事故後、地区の面積の半分が中間貯蔵施設となり、念仏踊りも休止を余儀なくされたが、2023年に13年ぶりに復活。
22日は、新しく建てられた地区の慰霊碑の前で、住民10人ほどが綺麗な音色に合わせて舞いを披露した。
久しぶりに顔を合わせた住民たちは故郷への思いを強めていた。