2024年度最後の処理水の海洋放出 3月12日午後から開始へ 通算11回目 東京電力・福島第一原発
福島第一原発では、今年度最後となる処理水の海洋放出が3月12日午後からはじまる。
東京電力は、福島第一原子力発電所で12日午後1時半ごろから今年度最後、通算11回目となる処理水の海洋放出を行うとした。3月30日までの19日間で7800トン、タンク約8基分ほどを薄めて海に放出する計画。
処理水の放出は2023年8月に始まり、これまでにあわせてタンク78基分ほどで実施されているが、周辺の海域で基準を超える放射性物質は検出されていない。
一方、中国による輸入規制を受けた取引中止の影響などで、東京電力はこれまでに550億円にのぼる処理水に関する賠償を支払っている。