福島大学の附属小学校と附属中学校を統合 2年後に義務教育学校へ 学群・学類は学部・学科へ改称
福島大学は附属小学校と附属中学校を統合し、2年後に義務教育学校を設置する計画を公表した。
これは福島大学が4月9日会見で明らかにした。
計画によると、附属小学校と附属中学校を2年後に統合し、福島大学教育学部附属義務教育学校の設置を目指す。児童・生徒が自ら課題を設定し取り組む「探求」の活動を柱にした教育活動を展開するとしている。
一方、少子化や教員不足に対応するため、定員は400人以上減らす予定だ。
福島大学の三浦浩喜学長は「教育理念の一貫性、6歳から15歳までの児童生徒の発達への長期的視点、小中間で分断されがちなカリキュラムの一貫性の保証(を目的に)」と話した。
2年後の2027年4月からは大学も大きく変わる。
このうち、人文社会学群の行政政策学類と経済経営学類は統合され、政経学部政経学科と改められる予定だ。夜間コースは、2026年4月で学生の受け入れ停止が検討されている。
また、名称変更により理工学部理工学科と食農学部食農学科が生まれ、それぞれ定員が増員される計画だ。