生でも安心 東北最大級の陸上養殖「福の鯖」 出荷はじまる 復興へブランド化目指す<福島・浪江町>
まるまると大きく育った。福島県浪江町で陸上養殖されたサバが、初めてスーパーなどに出荷された。
浪江町にある養殖センター「かもめミライ水産陸上養殖イノベーションセンター」。
水槽の中を泳ぐのが...その名も「福の鯖」!陸上で養殖することで、寄生虫の発生を抑え、生でも安心して食べることができる。
その、お味は...浪江町の吉田町長は「脂がのっていてコリコリして非常にこう、鯖って生食しないでしょう。だけど鯖こんなに美味しいんだって感じがしますね」と話す。
かもめミライ水産・社長の大澤公伸さんは「これまで飼育期間で約10ヵ月かかりましたが、色んな苦労がございました。そういう苦労を今思い返してみますと、ようやくこの形まで来れて感無量です」と話す。
吉田町長は「復興の象徴として、未だ町民の方々が多くまだ避難をされておりますけども、町民の方々や多くの県民の方々に食べていただくよう、復興の象徴にして参りたい」と話した。
約数千尾がいわき市のスーパーなどに初めて出荷された「福の鯖」。浪江町では、今後ブランド化を目指していくことにしている。