5000人収容!福島ファイヤーボンズ新アリーナで初戦 Bプレミア参入へ地元選手の熱い思い
2025年4月12日、福島県郡山市・宝来屋ボンズアリーナでB2・福島ファイヤーボンズの初戦が行われる。従来から倍増となった座席数は5013席。4面の大型ビジョン設置など、夢のアリーナが実現した。
■新アリーナ 選手にも好評
4月9日、メインアリーナで初練習に臨んだ選手たち。林翔太郎選手は「早く試合がしたいなという気持ちがものすごく強いです」と語る
また、ラポラス・アイヴァナーカス選手は「去年と全然違って良い感じだよ。大好きです」と話した。
■地元でプレー 特別な思い
福島県二本松市で生まれ育った菅野翔太選手は、「5000人が入る。VIPルームがある。そんなところで、自分の地元でプレーできるというのは、プロの中でも数え切れるくらいの人数しかいないと思う」と話す。
地元出身なだけに、このアリーナには、特別な思いがあるという。「このボンズアリーナで戦いたいという子どもたちを生むためには、やっぱり地元選手が目の前でたくさんいいプレーを見せるのが一番だと思う」と菅野選手は語る。
■平均入場者4000人実現のために
今シーズンのボンズは、B2東地区・最下位と成績が低迷。
2026年から始まる国内最高峰リーグ「Bプレミア」参入を目指しているが、次のシーズンで求められる参入条件の一つが「1試合平均入場者数4000人」だ。
菅野選手に、「4000人平均」という条件を満たすためには何が必要か聞くと「やはり勝つことではないですかね。今の成績では『4000人毎試合来て』と言っても『勝てないでしょ』というイメージになってしまうと思う。『楽しかったね』と言って帰ってもらえるようなアリーナ空間にしたい」と語った。
■Bプレミア参入への足がかりに
その思いは、生まれ育った郡山で指揮を執る栗原ヘッドコーチも同じだ。「この2試合しか郡山で試合する機会がないので、なんとしてでも今シーズン中にこの体育館で皆さんに勝利を届けたい」と話す。
今シーズン、宝来屋ボンズアリーナでのホーム戦は、4月12日・13日だけ。チケットは、2階自由席はすでに完売、1階座席も残りわずかとなっている。
満員・5000人への期待も高まるが、これまでのクラブ最多入場者数は3142人。その大幅更新となるか、試合結果だけではなくこちらにも注目だ。