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来年に向けランドセル商戦スタート 「ラン活」のトレンドは大容量とフィット感 購入平均価格は8万円台に

ランドセルを購入する活動のことを「ラン活」と言うそうだ。新年度が始まったばかりだが、すでに来年の入学に向けた商戦がスタートしている。

■"ラン活"スタート
「"ラン活"がんばるぞー!」
4月13日、福島県郡山市のビッグパレットふくしまで開かれたランドセルの販売会には、約700組の家族が訪れた。主催した土屋鞄では、今シーズンの販売を2月に開始。早くも来年の春に向けた"ラン活"がスタートしている。

■トレンドは"大容量"と"フィット感"
最新のトレンドは「大容量」と「フィット感」だ。
土屋鞄製造所の伊藤成吾さんは「教科書とタブレットだったりとか、容量がかなり多くなってきていますので、そちらを入れられるような形になってます」と話す。
教科書のほか、タブレットに水筒まで1つにまとめられるつくりのものが増えているため、その重量を軽減する工夫もされている。
「おお!すごいフィットします。ベルトの内側の部分、背中のクッションの部分が凄く柔らかくて、これなら楽に通学ができそうです」

■色選びが重要
そして、ラン活で重要なのが色選びだ。
女の子は「白が欲しかった」と言い、黒のランドセルを試している男の子は「紫」と答える。母親は「(紫?お母さん、紫って言ってますよ)さっきとなんか違う色になっています」と笑う。

■人気色ベスト3
2025年のトレンドは"淡い"カラー!土屋鞄の女の子の人気カラーベスト3はこちら。1位はコットンブルー、2位がパープル、3位がピーチ。いずれも淡い色合いのものが人気だ。
続いては男の子の人気ベスト3。1位が定番のブラック、2位が赤の刺し色が入ったブラック×ディープレッドのバイカラー、3位がネイビー。淡い色合い、落ち着いた色が人気となっている。
土屋鞄製造所の伊藤さんは「落ち着いた色で6年間しっかり使って頂けるところが、ご好評頂いているかなと思います」と話した。

■価格は8万円台に
気になる価格だが、土屋鞄によると、材料費の高騰を受け2025年の購入者の平均価格は、8万円台にまで上がっているということだ。
来年春の入学に向けたランドセル商戦。ゴールデンウィークには、ピークを迎える見通しだ。