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エンタメとDXでシンボルスポットに JR福島駅東口再開発 フードホール運営はUSENグループ企業 

福島や東京のグルメが楽しめる「フードホール」。福島県福島市のJR福島駅東口の再開発ビルに入るこの施設の運営会社が決まり、まちづくりに向けた動きが一歩前進する。

<フードホールの運営会社が決定>
2029年度に開業を予定しているJR福島駅東口の再開発ビル。グルメを楽しめる体験型のフードホールの運営会社について、USENのグループ会社USEN Propertiesに決定した。
フードホールは、オフィスや商業施設が入る11階建ての民間棟のうち2階で営業し、福島や東京の飲食店など10から12ほどの店が入る想定。それぞれの店の料理が広いホールにある席まで配膳される仕組みにすることで、にぎわいや交流が生まれることが期待される。
目玉の施設の運営会社が決まったことで、まちづくりに弾みがつきそうだ。

<フードホールで描く構想>
フードホールの運営を行うUSEN Propertiesが描く新たな「福島駅前」の構想とは何か、社長が福島テレビの取材に答えた。
◇この場所で新たなにぎわいを作るにあたって、福島の魅力というのはどういうところにあるのか?
「マーケットという観点から見てもですね、十二分にこの場所で事業を行うことで成功できますし、皆様にとっても価値提供できると考えております」とUSEN Properties(U-NEXT.HD)の田中僚社長は語る。駅前など福島市内を数十回訪れ、まちなかの駐車場の稼働率や飲食店への人の入りから「可能性」を感じたという。

<飲食のシンボルスポットを>
そもそもUSEN Propertiesは、店舗BGMなどを手掛けるUSENや動画配信のU-NEXTなどを含むグループ会社のひとつ。これまで培ってきた店舗ネットワークを通して、都内で人気の飲食店を誘致したり、パブリックビューイングなど「食以外のエンタメ」も楽しめる場所を提供していきたいとしている。
「エンタメとDXで福島と東京の人気店が一つになるフードホール、福島駅前に人が集まる飲食のシンボルスポットを作りたいと考えております。年齢性別を問わず、学生の方々や商業者の方、子連れのお母様たちや、最近では駅前から足が遠のいてしまった福島市民の方まで、すべての方に楽しんでいただければ嬉しいなと思っております」と田中社長は話した。