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福島第一原発で処理水タンクの解体作業始まる 強風で1日遅れ 空いたスペースに廃炉作業に向けた施設建設

処理水の海洋放出により、カラになった溶接型のタンクで初めてとなる解体作業は、2月14日午前8時過ぎから始まった。タンク上部の「フタ」にあたる部分を、クレーンを使って取り外す作業などが行われている。
13日の作業開始を予定していたが、風が強かったため延期されていた。

タンク21基の解体が決まっていて、空いたスペースには、燃料デブリの取り出しのための施設が建設される計画だ。

2023年8月に始まった処理水の海洋放出は、敷地を圧迫する1000基余りのタンクを減らすことが大きな目的。これまでに通算10回、タンク78基分ほどが薄められて、海に放出された。