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タンクのフタを分けて撤去 海洋放出でカラとなった処理水タンクの解体始まる 東京電力・福島第一原発

福島第一原子力発電所で処理水の放出によりカラになったタンクの解体作業が、2月14日から始まった。

クレーンで吊り上げられたタンク上部の「フタ」が地上に降ろされていく。
14日から始まったのは、処理水の海洋放出によってカラになった溶接型のタンクで、初めてとなる解体作業だ。初日はタンク上部の「フタ」が5枚に分けられて撤去された。

解体が決まっているのは、21基のタンクで、空いたスペースには燃料デブリの取り出しのための施設が建設される計画だ。

2023年8月に始まった処理水の海洋放出は、敷地を圧迫する1000基余りのタンクを減らすことが大きな目的。これまでに通算10回、タンク78基分ほどが薄められて海に放出されている。