【2025・福島県当初予算案】重点プロジェクト"避難地域等復興加速化" 43事業650億円
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2月14日に福島県議会2月定例会が開会し、2025年度当初予算案が提出された。
2025年度の福島県の当初予算総額は1兆2817億9900万円。全体として前年度の当初予算よりも437億円(3.5%)増え、復興・創生分については1割以上の増額。県は「復興・再生」と「地方創生」を両輪で進める「ふくしま復興・創生推進予算」としている。
県が8つの重点プロジェクトと位置付けているもののうち1つは「避難地域等復興加速化」で43事業650億円。
避難地域の復興と期間促進に向け、物流や産業再生などを支えるための8路線の整備「ふくしま復興再生道路整備事業」に約170億円。
避難地域の12市町村が被災農業者に対して貸与する農業用施設や機械の整備費用「被災地域農業復興総合支援事業」に約169億円。
Jヴィレッジの全天候型練習場の管理運営を行うための費用など「Jヴィレッジ利活用促進事業」に2億円あまりなどを計画している。
2025年度は「第2期復興・創生期間」の最終年度。2024年に実施された国の行政事業レビューで「福島再生加速化交付金」をめぐり有識者から見直しの意見が上がる一方、石破首相は県内の訪問で、今後の復興事業について「今の事業規模を十分に超えるものにしたい」としている。
福島県議会2月定例会の会期は3月19日までの34日間。