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【2025・福島県当初予算案】重点プロジェクト"人・きずなづくり" 41事業97億円

2月14日に福島県議会2月定例会が開会し、2025年度当初予算案が提出された。
2025年度の福島県の当初予算総額は1兆2817億9900万円。全体として前年度の当初予算よりも437億円(3.5%)増え、復興・創生分については1割以上の増額。県は「復興・再生」と「地方創生」を両輪で進める「ふくしま復興・創生推進予算」としている。

県が8つの重点プロジェクトと位置付けているもののうち1つは「人・きずなづくり」で41事業97億円。

避難地域12市町村への移住を促進するため、支援センターの情報発信の強化や移住者への支援金などの事業に約13億5000万円。
福島の正確な情報を国内外に発信する風評・風化の対策事業に1億円あまり。
語り部団体等のネットワーク化など「次世代へつなぐ震災伝承事業」に約2500万円などを計画している。

福島県によると、2023年度の県内への移住世帯数・移住者数(定住・二地域居住)は2437世帯・3419人で過去最多。
引き続き、移住・定住・交流人口の増加に向けた取り組みを継続したいとしている。

福島県議会2月定例会の会期は3月19日までの34日間。