ニュース

【2025・福島県当初予算案】重点プロジェクト"しごとづくり" 49事業779億円

2月14日に福島県議会2月定例会が開会し、2025年度当初予算案が提出された。
2025年度の福島県の当初予算総額は1兆2817億9900万円。全体として前年度の当初予算よりも437億円(3.5%)増え、復興・創生分については1割以上の増額。県は「復興・再生」と「地方創生」を両輪で進める「ふくしま復興・創生推進予算」としている。

県が8つの重点プロジェクトと位置付けているもののうち1つは「しごとづくり」で49事業779億円。

中小企業の経営基盤の強化を図るための事業資金を提供する「中小企業制度資金貸付金」に約650億6000万円。
県内外の若い世代に向けて県内企業で働く魅力を発信する「『感働!ふくしま』プロジェクト」に約4億8000万円。
「スタートアップの地ふくしまの創造」を目指すための起業促進など「起業・新事業創出支援事業」に2億円あまりなどを計画している。

福島県が2022年度、県内の大学に通う学生や県内出身で県外の大学に通う学生などを対象に実施した調査では、内定先の勤務地は県内・県外が概ね半々になっていて、県内出身者が県外の企業に就職を決めた理由は「福島に志望する企業がない」が最も多く6割超。
県は、人材流出を食い止めるために職業体験イベントなどを実施している。

福島県議会2月定例会の会期は3月19日までの34日間。