【2025・福島県当初予算案】重点プロジェクト"魅力発信・交流促進" 33事業43億円
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2月14日に福島県議会2月定例会が開会し、2025年度当初予算案が提出された。
2025年度の福島県の当初予算総額は1兆2817億9900万円。全体として前年度の当初予算よりも437億円(3.5%)増え、復興・創生分については1割以上の増額。県は「復興・再生」と「地方創生」を両輪で進める「ふくしま復興・創生推進予算」としている。
県が8つの重点プロジェクトと位置付けているもののうち1つは「魅力発信・交流促進」で33事業43億円。
個人を対象とした県内でのテレワーク・くらし体験の支援など「転職なきふくしまぐらし。」推進事業に約1億3000万円。
只見線の魅力を発信する「ひとつ、ひとつ、つなげる、只見線利活用事業」に約1億円。
猪苗代湖の水環境保全の機運を高める「猪苗代湖魅力向上・発信事業」に約1900万円などを計画している。
福島県では2026年4月から6月にJRグループと連携した大型観光キャンペーン「ふくしまデスティネーションキャンペーン」が開催されることが決定していて、2025年4月からはプレ開催される。
福島県内を訪れた観光客は、前回のデスティネーションキャンペーンが行われた2015年に、前の年から300万人あまり増えて震災後初めてとなる5千万人台に回復。経済波及効果は約295億円と試算されている。
福島県ではこの機会などをとらえて、県の魅力を発信していきたいとしている。
福島県議会2月定例会の会期は3月19日までの34日間。