福島・喜多方市が高齢者の除雪を支援 記録的大雪で福島県も30億円の補正予算公表 会津や中通りで積雪に
心配される寒波。福島県の会津地方では、すでに降り積もった雪への急ぎの対応も進められている。
「いやいやいや大変だぁこの雪は-今日また降ったかんなぁ」
喜多方市の職員が訪ねたのは、一人暮らしをする80代の女性の家。職員は「ここ進めねぇなぁ」「屋根とつながってますよね」と雪の状況を確認する。
喜多方市では、記録的な大雪を受けて、高齢の世帯などに対し除雪の支援を行っていて、多い日には60件ほどの依頼があるということだ。依頼した女性は「私一人だからいつも不安に思っていたんです。度々(市の人が)来てくれるから助かりました。嬉しいです」と話した。
「記録的な大雪被害への対応をはじめ、緊急に措置すべき経費について計上いたしました」と会見で述べた福島県の内堀知事。
福島県は18日、大雪被害への対応にかかる約30億円を含む補正予算案を公表。県内では、19の市町村に大雪の影響としては62年ぶりとなる「災害救助法」が適用されていて、危険が迫っている場合などの除雪の費用を国や県が負担するといった特別な措置がとられている。
18日夕方からは、上空の寒気がさらに強まって、会津盆地や中通りでも雪が降り積もる見込みで、冬型の気圧配置は週末3連休にかけて続くと見られている。