任期満了に伴う双葉町長選挙が告示 現職1人が立候補の届け出 震災後初の町内での選挙《福島県》
任期満了に伴う双葉町長選挙にこれまでに立候補したのは、4期目を目指す現職の伊澤史朗さん(66)。
伊澤さんは双葉町の選挙事務所前で第一声を上げた。「住む場所をどういうふうに皆さんに負担のないような取り組みをしていくか、そういうことを取り組んでいくのが次の、もし4度目の町長という立場に負託をいただけるならば、全身全霊を傾けて取り組んでいきたい」と述べた。
双葉町は原発事故で全町避難が続いたが、2022年8月に復興拠点の避難指示が解除されたことから、今回が震災後初めて町内で行われる選挙となる。
現在のところ伊澤さんの他に立候補の動きはなく、無投票となる可能性がある。届出の受付は16日午後5時まで。
町内の居住人口は現在、約170人にとどまっていて、町は2030年頃に2000人を目標にしている。
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