180円超えた...ガソリン補助金縮小 今後さらに値上げ ドライバー悲鳴 レギュラー平均185円前後か
車を使う時に必要になるガソリンだが。再び値上げの波。ドライバーからは悲鳴があがっている。
<値上げにドライバーから悲鳴>
福島県郡山市のガソリンスタンド「ENEOS鶴見坦SS」。1月16日のレギュラーガソリン1リットルあたりの店頭価格は180円だが、20日月曜日から8円から9円ほど引きあげる計画。12月から10円以上の値上げになりそうだ。
利用客は「いやあこれは(生活に)響きますね。毎日やっぱり運転してますんで」「買い物行くにも銀行行くにも病院行くのにも全部車なんで、車がつかえないとどこにも移動できないんで(ガソリン値上げは)大きいですよね」と話す。
<政府の補助金が段階的に縮小>
値上げの要因となっているのが、政府が石油の元売り業者に支給している補助金の段階的な縮小。福島県内のガソリンスタンドでは、これまで175円前後で推移していたが、2024年12月に一度縮小され5円以上値上がり。1月14日の時点で181.3円だったが、16日再び補助金が縮小されたため、今後値上げが見込まれる。
<駆け込み週末がピーク>
ENEOS鶴見坦SS副所長の安齋智善さんは「きのうは駆け込みで普段よりも4割程度多く来店されまして(店での値上げ前の)今週末あたりが一番ピークを迎えるんじゃないかと思っております」と話す。
レギュラーガソリンの価格は、全国平均で185円前後になる見通し。
同時に灯油の補助金も縮小されたため、今後の値上がりが予想されている。まだ冬本番の県内家庭への影響も決して小さくはなさそうだ。