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福島・双葉町長選挙 現職の伊澤史朗氏が4選 3回連続の無投票 「戻って来たい」町づくり目指す   

任期満了に伴う福島県双葉町の町長選挙で、無投票で4回目の当選を決めたのは現職の伊澤史朗さん(66)。1月16日告示されたが、他に立候補の届出がなく、3回連続での無投票となった。

これまで全町避難が続いていたが、2022年8月に復興拠点の避難指示が解除されたことから、今回が震災後初めて町内で行われた町長選。伊澤さんは「住む場所をどういうふうに皆さんに負担のないような取り組みをしていくか、そういうことを取り組んでいくのが次の、もし4度目の町長という立場に負託をいただけるならば、全身全霊を傾けて取り組んでいきたい」と第一声を上げた。

伊澤さんは町内で第一声を行ったが、町内の居住人口は現在、約170人。町内のインフラ整備は進み始めているが、町民のほとんどは県内外に避難していて、町長選は埼玉県のほか、いわき市や郡山市にも投票所が設けられる予定だった。

町民からは...「人数少なくても、とにかく楽しく安全に健康的に住めるように、一人一人が大事にしてもらえたらなと思います」「新しい双葉町ができればいいなと思ってます」といった声があがる。

町は2030年頃に2000人の居住を目標にしていて、伊澤さんの4期目は3月10日から。
伊澤史朗さんは「双葉に戻って来たい。戻りたい。双葉に住んで良かった。そういう町を作っていきたいと考えています」と4期目の抱負を話した。