【最強寒波】スタック・水道凍結にも注意 6日も福島県では大雪警戒 8日からは強烈寒波第2波も
2月としては7年ぶりの大寒波が福島県を襲う。会津地方では積雪が70cmを超える可能性もあり、中通りでも大雪が予想される。福島テレビの斎藤恭紀気象予報士が詳細な予報と注意点を解説した。
<会津で豪雪 中通りでも>
斎藤気象予報士は「今回の寒波は、結構あちらこちらで雪による被害が出るのではないかと私は大変危惧しております」と警鐘を鳴らす。6日朝までの予想降雪量は、只見で60cm、会津若松や猪苗代、北塩原で30cm、郡山で20cm、福島で15cmとなっている。
特に会津若松では「6日朝、おそらく70cm超えている可能性がある」と斎藤気象予報士は指摘する。只見町では「6日の日中に3mを超えてくる」ことが予想され、豪雪への警戒が必要だ。
<粉雪...スタックにも注意>
今回の雪の特徴について、斎藤気象予報士は「粒がすごく細かい。だから、風が吹くと舞い上がりやすい、ホワイトアウトを発生させやすい雪だと思います」と解説する。
この特徴から、道路では車両のスタックが懸念される。「5日夜から6日にかけてスタック起こりやすいんですよ。5日夜は会津・中通り(阿武隈高地)の車での移動は非常にリスクがあるということを考えて、なるべく不要不急の外出はしない方がいい」と斎藤気象予報士は注意を呼びかける。
< 6日の天気と注意点>
6日は会津地方で一日中雪が降り続き、中通りでも強弱を繰り返しながら降雪が続く。中通り北部では6日朝までに15〜20cm、日中に5〜10cmの降雪が予想される。
交通への影響も大きく「6日朝、福島県内の高速道路ではほとんどが雪道になる可能性がある」と斎藤気象予報士は警告する。特に郡山市街地では大渋滞が予想され、「5日よりも1時間ぐらい早めに起きて出かけた方がいいのかな」とアドバイスしている。
また、気温が低いため水道管の凍結にも注意が必要だ。「6日の日中は気温があまり上がらない。だからずっと家にいない方は特に水道凍結のリスクがあるので、水抜きをしてから出かけていただきたい」と斎藤気象予報士は呼びかける。
<週間天気と今後の見通し>
6日夜に一旦寒波が抜けるが、8日(土)に再び強い寒波が到来する見込みだ。斎藤気象予報士は「8日は風を伴う雪嵐。冬型は11日(火)まで続きそう」と予想する。
今回の寒波の特徴は強さだけでなく、期間の長さにもある。週明けの10日まで居座る見通しで、ピークは5日夜から6日と8日の土曜日の2回とされている。
福島県民は大雪や凍結に十分注意し、不要不急の外出を控えるなど、安全確保に努める必要がある。
※2月5日19時時点の予報です。最新の気象情報をご確認ください。
- 道路陥没はどこででも起きる!? 埼玉・八潮市の事故を受け福島県でも緊急点検 継続的な点検・交換が重要
- 【大雪】通行止め解除・国道49号線(猪苗代町堅田~会津若松市一箕町鶴賀) 午後10時から<福島発>