ニュース

【大雪】福島・会津地方に大雪警報 交通・学校にも影響 只見町では下校時間繰り上げ 6日にかけ降雪

最強寒波により、福島県では会津地方に大雪警報が発表されていて、厳重な警戒が呼びかけられている。雪は6日朝にかけてピークを迎えるとみられ、中通りの平地でも今シーズン一番の積雪が予想されている。(2月5日午後6時時点の情報 最新の気象情報をご確認ください)

<平年を上回る積雪>
大雪発表が発表された福島県只見町。5日午3時時点で3時間に降った雪の量は16センチとなり、これまでに積もった雪は平年を上回る240センチを観測している。
今回の大雪は、6日にかけてピークを迎えるとみられている。
【6日午後6時までの24時間・予想降雪量】
◆会津地方 山沿いで100センチ、平地で60センチ
◆中通り 山沿いで50センチ、平地で30センチ
◆浜通り 山沿いで20センチ、平地で10センチ
※いずれも多い所で

<学校生活にも影響>
大雪により、只見町の朝日小学校は下校時間を1時間繰り上げた。神田忠恒校長は「一晩で50センチ以上と、雪の降り方が激しい。地吹雪もあるので、明るいうちにバスで子どもたちに安全に帰って頂くことを第一にした」と話す。
福島県教育委員会によると、2月5日は21校が繰り上げの措置を取り、6日は15校が休校を予定しているとのこと。(5日午後5時時点)

<大雪の影響は交通にも>
立ち往生などを防ぐために、予防的通行止めの措置が取られた。
国道49号線は、福島県猪苗代町から福島県会津若松市までの区間と、福島県会津坂下町から新潟県阿賀町までの区間が通行止めになっている。
また磐越自動車道も、磐梯熱海ICから安田ICまでの区間で通行止めになっている。
猪苗代町の国道49号線沿いのガソリンスタンドは、雪かきに追われる一方、利用客はいつもの半分ほどに減っていた。福菱エネルギー猪苗代店の神田洋平店長は「今までですとスキー客や観光客がいらっしゃるんですけど、今日はさすがに来店は難しいのかな」と話した。

国道49号線と磐越自動車道の通行止めは解除の見込みが立たない状況で、国は不要不急の外出自粛を呼びかけている。