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福島市土湯温泉町の県道で雪崩 2軒の旅館の160人が一時孤立 通行止めは解除 ケガ人や体調不良なし

2月10日午前4時頃になだれの発生が確認されたのは、福島市土湯温泉町の県道本宮土湯温泉線。
福島県によると、雪の厚さは約1.5メートルで、約100メートルにわたり道路を塞いでいて、周囲の5.6キロの区間が全面通行止めになった。
一時孤立した旅館の従業員は「だいたい2時間半くらいいま待っています。(最近は)雪の量が多かったので、ちょっと不安ですね」と話す。

2軒の旅館にいた宿泊客と従業員合わせて約160人が一時孤立したが、けが人や体調不良などは確認されていない。
相模屋旅館の関係者は「お客は変わらずに元気、何も体調悪い人いないし、大丈夫です。(混乱は?)ないです」と話した。

福島県が除雪を行い、午前10時頃に作業が完了。孤立は解消され、通行止めは解除された。
最強寒波による大雪で、県内は山沿いを中心に積雪が増えていて、県によると、なだれが発生した近くでは、2024年の5倍近い161センチの積雪が観測されていた。