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相次ぐトラブル 東北新幹線で一日に2度の運転見合わせ 東京~仙台間上下線(2月19日)

運転再開を待つ利用客で混雑した福島県福島市のJR福島駅の新幹線改札口。装置の不具合などトラブルが相次ぎ、東京駅と仙台駅の区間が、2度にわたり上下線で運転を見合わせた。

「安全確認作業が終了するまで大幅な時間がかかる見込みです」
JR東日本によると、2月19日午前9時42分頃に栃木県の宇都宮駅と那須塩原駅の間を走行していたやまびこ53号が緊急停止した。電車に電気を取り入れるパンタグラフに不具合が発生した可能性があり、点検を行ったところ一部が壊れていた。
この影響により、東北新幹線は東京駅から仙台駅の区間が上下線で運転見合わせに。

JR福島駅の新幹線改札口は、運転再開を待つ利用客などで混雑した。
東京に行く予定の利用客は「運行再開に向けて、駅の方々も頑張っていらっしゃると思うのでおとなしく待つことにしたいと思います」「福島で午前中に会議をして、このあと山形で会議に出る予定だったんですけども、ちょっと移動できなくなってしまって、いまキャンセルのご連絡を差し上げたところです。最終的にはきょう東京に帰らないといけないので、そっちが心配です」などと話した。
多くの人に及んだ影響。安全確認などが終わり、運転が再開されたのは約3時間半後の午後1時11分だった。

しかし、約90分後の午後2時48分頃に別なトラブルが発生。今度は新白河駅と郡山駅の間を走行していたやまびこ57号に異常を知らせる表示が点灯し、停車した。
この影響により、東京駅と仙台駅の区間は約30分間にわたり、また上下線で運転を見合わせた。

JR東日本は、2つのトラブルに関連性はないとしていて、原因を調べている。